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デデストのあとがき。
メトロノームの時はアレだったので、今度こそ書きました



ストーリー:デデバリィ(以下デデスト)、遂に完結いたしました。
第1話は2008年6月、それから停滞を繰り返し地味にゆっくりと更新し続け、
約4年3カ月の月日を経てようやく、終着に至りました。

あとがきなので、何かしらまとめなければいけないのですが、
ええとまず、そのことに関してつっこみます。

長い!!
めっさ長いしグダグダ!
余分な要素多すぎ!!
まとめろ!!!!


デデストを読んだ人や、ブログを時折チラ見している人はそう感じていると思いますし、
私もそう思います。

では何故そうしたのか?
とりあえず、記憶にある限りの裏話から紐解いてみましょう。

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デデスト初期案について
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用意していたデデストの初期案は、現行の8話まではそのままで書かれています。
まず初期案では、リムーやゴネドや守護者などの要素はまるで無くって、
話の流れとしては、トマス君たちが凶暴化したU.E.Tや悪徳チームメイトと戦い、
ラストに、実は敵軍であったマクタスのグングネーロと、トマスがヴァムで戦う的な感じだったと思います。
そこでは、ブレジンはゴエンと足したようなキャラで、非人道的な悪事を繰り返したけど、
最後には機体に助けられて(後のガモゲドンだな!)改心する的な予定だったり、
ケナーさんが味方殺しの冷酷な強敵のままで、最期は動けぬまま湖に沈んでいくとか、全体的に差異しかありません。

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『まりメラ』との出会い
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そんな愉快な初期案が、ある種究極の後付けによって全く別物になるのですが、
その根本的な原因が、『BRIGADOON まりんとメラン』という作品を視たことです。
まだ初期案だった時は、途中から既に書く気が無くなっていました。
普通(っぽい?)戦争ものを普通に書いて終わりなのかと?

まりメラを何度か視てからふと思ったのが、
「この作品は面白い、そして一番楽しんでいるのは監督だろうな」という考えでした。
作り手が面白いと感じるもの、良いと思えるものが一番だな、と感じたわけです。

そこで私はデデストを、自分にとって楽しめるもの、俺得に変えてしまおうと思いました。
私はその頃ラヒなどの動物系ニクル作品に熱中してまして(今でも生物ネタやりたいよ!)、
そこで、人間以外のメインキャラを出す事がまさに俺得だなぁと思い、
リムーの守護者の設定を後付けしました。
(リムーの守護者というフレーズは、メモに特に意味もなく書かれていたものが元です)

さらにその設定を追加するに当たって、外伝のストーリーであるメトロノームの執筆も開始しました。
このメトロノームはいわずもがな、まりメラの影響を多大に受けており、パクry
そこで本編でのケナーが、実はホズピタスに操られてるんだよという後付けが出来ます。
それに伴って、その理由はホズピタスが裏切者デデバリィを打倒するためで、
デデバリィは本編でトマスと組んでいるという設定が出来ます。
ついでに、リムーの守護者という名称は決まっていたので、
リムーとは古代民族でトマスとケナーがその子孫だよと、
いろいろ取って付けていきました。

それからメトロノームを進めるにしたがって、本編のデデストでやりたいことも固まってきて、
ここで実際のものに近い、デデストの最後までのあらすじが出来たのでした。

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長ーーーい、理由!!
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メトロノームを書き終わり、デデストのプロットも大体出来ていたので、
いよいよ本編書くぞ!というはずだったのですが、
いざ向かい合うと進める事が出来ませんでした。
メトロノームは、まりメラ熱の冷めない内に結構な頻度で書きなぐったものなので、
モチベどうこうなんてことも無かったのですが、
デデストは、ある意味王道を走りつつも、かといって似通ったものが無いようにしたかったので、
いろいろこだわるようにしていたのですが、結局その姿勢が進めにくさに拍車をかけていたのです。

例えば私はニクル作品の写真を撮るときにも、撮るなら絶対に良い写真を撮りたくて、
外からの照明とか、ポーズとか角度とか、分かりやすさとか枚数とか、色々気にしてしまって、
ただ撮影するだけでも気が重くなってしまったのです。
まあこれは、撮ったあと壊した作品の写真が、写りや色が悪くて後悔した経験が原因です。

デデストも、こだわろうと心掛けてやっていたのですが、
自分にとって正しい形などいつまでも分からず、
写真を撮るのも前述どおり遅いため、再び停滞しました。

それに加えて、学校やらMUGENやらではそれなりに忙しくもなり、
デデストを終わらせるのであれば、プロットももっと推敲して削ったりして、
短く手早く終わらせるのが良いとも思いました。

しかし、数ヶ月に渡って更新が止まるようになった時、ある考えに辿りつきました。

このまま忙しいなどと言って、打ち切りやら手短に終わらせるのはどうなのか?
どうせ遅くなってしまうのなら、一番熱を持っていた時にやりたかった事を、
意地でも全部、やってしまってはどうか?

私は二段階目のストーリー案を、大体残しつつ、
やりたいと思ったとき、少しずつデデストを書くようにしました。

当然、物語を作る上では、無駄すぎるものは除いた方が良いし、
次々に刷新していくのが普通だし良いに決まっています。

ですが意地でも、当初やりたかった事を極力詰め込んだ訳です。
(基本後付けだし改変もないわけじゃないけどな!!)

そんな自己満足の塊であるデデストは、永遠の未完からようやく脱したのでした。


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やり残した事?
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もしも、デデストをやり直せるならば、もっと短くて、更に明確なメッセージを持つような、
良いものにしたいなどと妄想しますが、私はこれからも駄文を書き続け、
デデスト以外の、それでいて同じ課題を抱えたものを作るでしょう。
(さすがに、今度からは短くまとめるよ!!)

デデストで削られた部分、しなくて後悔したこと、出来なかった事など
・メアリーさんがアムヘに乗って色彩操作の調和、相手「色仕掛けというわけか・・・!」
・喧嘩してたデデとホズが、和解したとたん最強コンビみたいな感じになる
・リムーの守護者が6体いるのに、ニクルの6属性に対応してない!
・守護者全員に、早い段階で明確に対応した人物をつける
・血縁とかそういうの、もっと整理した人物構成にする!
・読んでる人がいたら投票みたいなのしたかった
などなど!

まあやりたいこと殆どやったし、まあ反省会だよね!


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デデストとはなんだったのか
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デデストとは、登場人物(守護者含む)たちの成長のお話であると同時に、
私自身の成長の記録であったと思います!(謎のどや顔)

最初はみんな何となく戦っていたし、私も何となく書いていたけれど、
最後には全員が使命を理解して、目的の為に戦います。
私も、意地でも終わらせるという目的の為に戦いました(黙

読み返して思うことは、文章と内容がちょっとずつマシになって、
画像の編集のコツも少しずつ身についてきたのかなという感じです。

書ききれて良かったと思います。

やり遂げて
    初めて得られる 
       自己満足



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おわりに
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そんなデデストでしたが、振り返ると、
多くの人からの協力や、沢山の刺激から成り立っていたのだなとつくづく感じます。

まず、『アームヘッド』創始者の吉田組さん。
そして、アムヘというコンテンツを温め、発展させてきた、
イブリオンさんにKANTAさん、ぜろっきーさん。
彼らがいなければ、当然ここまで続ける事は出来なかっただろうと思います。

そして、ネストでお世話になった、イグさんやコランダさん、シグレさん、
それから全国のバイオニクラーの皆さん。
日本で非買となったバイオニクル(今ではヒーローファクトリーですが)カテゴリを廃れさせず、
新しい風を吹き込み続け、継続と創造することの素晴らしさを改めて実感できました。

そして最後に、長年に渡ってデデストの読者となってくれた、ニトロ333さんに、
改めてお礼を申し上げたいと思います。

皆様、ありがとうございました。





さて、あとがきの最後までも読んでくれた人には最後のお願いがあるんだ!!(

1.ここまで読んできて、気に入ったキャラ(機体)が居たら教えてください!
2.デデストの幾多の戦闘の中で、ベストバウトはどの試合だったと思いますか!!

※頂いた意見は今後の制作活動(ryに役立てます

by kozenicle | 2012-09-16 20:08 | ポマレリ家の人々

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