• メビウスの輪から
    [ 2010-12-02 01:11 ]
  • 俺はブレジン・ニールファット
    [ 2010-09-23 06:32 ]
  • タットッバ!タトバ!タットッバ!
    [ 2010-09-06 19:25 ]
  • もはや(ry
    [ 2010-04-14 19:07 ]
  • ビオナイクラー:最終話「世界を変える風になれ!」その2
    [ 2010-04-08 01:42 ]
  • ビオナイクラー:最終話「世界を変える風になれ!」その1
    [ 2010-04-08 01:37 ]
  • ビオナイクラー:第九話「明かされる真実」
    [ 2010-04-03 18:16 ]
  • ビオナイクラー:第八話「ビオナイクラー死す!」
    [ 2010-03-31 23:47 ]
  • ビオナイクラー:第七話「愛ゆえの咆哮」
    [ 2010-03-31 01:50 ]
  • ビオナイクラー:第六話「Q極9曲ロックバンド」
    [ 2010-03-30 00:39 ]

Bionicling!!第2回「フィグ乗りニクル」公開!!!!
12/15までコメント募集中です! みんな行こうぜ!!!!!(何





あ、あと

ブレジンさんがTwitterを始めたようです
botだけど
■  [PR]

by kozenicle | 2010-12-02 01:11 | ネスト関連 | Trackback | Comments(0)

ドライダーwwwwwwww
コメント一番少ないんじゃね・・・w








オオヨコバイって綺麗な色だよね!
■  [PR]

by kozenicle | 2010-09-23 06:32 | ネスト関連 | Trackback | Comments(3)

Bionicling!! 第1回『ヒーロー』
ネストのコンテストに10人の英雄が集合した!!
どいつもこいつもかっこいいぜ!!ちきしょー!!

現在、コメント受付中!!
何作品にでもコメントしていいそうです!
どなたでもお気軽にどうぞ!!


ドライダー?なんのことだ?
■  [PR]

by kozenicle | 2010-09-06 19:25 | ネスト関連 | Trackback | Comments(0)

ビオナイクラー:オープニングテーマ
「MEATS」

熱くなれ! 夢みた美味さを
必ずいつか手に入れる
走り出せ! 炒めることなく
冷たい箱を突き抜けろ!

美味さが肉で叫んでるのに
気づかぬふりで過ごしてた
激しい雨と風に打たれて
料理が肉を呼び覚ます

そうだ忘れられない
がむしゃら過ぎる味付け
お肉が燃えるなら
ただそれだけで何もいらない

熱くなれ! 夢みる美味さへ
やけつくほどに肉を焼け
焦げあがれ! コショウを切らさず
本当の味を確かめろ!

美味さの意味も作れぬ訳も
調理してなきゃ分らない
乾いた肉で美味さをめざせ
食欲なんて解き放て

誰も抑えられない
あふれる肉の美味しさ
どこまで美味いのか
ただそれだけをおれは知りたい

熱くなれ! まだまだ生焼け
炎の中で焼き上がれ
美味くなれ! 売り切ることなく
こいつがオレの精肉店!

熱くなれ! 高鳴る黒焦げ
炎の中で燃え上がれ
美味くなれ! とまどうことなく
世界を変える肉になれ!



ビオナイクラー:エンディングテーマ
「みんなのビオナイクラー体操」

錆びついた 過去を 捨て去り
立ち上がれ 今こそ (屈伸)
明日の希望に向かい どこまでも手を伸ばせ(上に腕を伸ばす運動)
駆け抜ける風 止まらないこの脚(伸脚)
突き進め 螺旋のごとく(手首足首を回す運動)
終わりなき 未来に向かって(深呼吸)



挿入歌「ストレンジャーズ・バラッド」

俺はただ一人 荒野に佇む
他に誰も居ぬ 荒野に佇む
俺はStranger 孤独なstranger

とっくに慣れたさ 一人で居るのにゃ
これでもいいのさ ずっと一人でも
俺はStranger 旅人stranger

世間に見放され たとえ世界が終わっても
俺は歩き続ける 俺はStranger


挿入歌「クリ☆おね」

クリクリオネオネ クリオネオネ

クリクリ オネオネ クリオネネ

「さぁ!氷点下レストランの開店だもよ~ん!!」

栗色の髪を光らせ♪ お姉にあいさつ♪(クリクリ♪クリクリ♪)
九里の峠を抜けて♪ 尾根を突き抜け出発♪(オネオネ♪オネオネ♪)

目指すはレストラン♪ 氷点下レストラン♪
新しい出逢いが♪ 今日も♪ 明日も♪ 待ってる~///♪

「や~ん、恥ずかしいだもよ~ん!!」

クリクリオネオネ クリオネオネ
クリクリ オネオネ クリオネネ


ダーヌ隊員「マジキチ



■  [PR]

by kozenicle | 2010-04-14 19:07 | ネスト関連 | Trackback | Comments(2)

最終回その2。
エキサイトさんが10371字減らせって言ったので2つに分ける羽目にwww

最 終 話
■  [PR]

by kozenicle | 2010-04-08 01:42 | ネスト関連 | Trackback | Comments(3)

最終回その1。
長すぎってエキサイトさんがwwwww

最  終  話
■  [PR]

by kozenicle | 2010-04-08 01:37 | ネスト関連 | Trackback | Comments(3)

ここは「N.E.S.T.」跡地。
突然現れた怪獣「バイオニクル」と戦う防衛組織の本部基地・・・が、かつてあったはずの場所だ。

地球を守っていたと思われるビオナイクラーが、最強怪獣に敗れるという衝撃の事態は、
双方がN.E.S.T.隊員であったという意外な形で幕を閉じた。


隊員達は、基地の地下研究施設にある緊急避難所に一時滞在していた。
そうそれは、万が一基地が崩壊した時にそなえて作られたシェルターの一種である。

基地は地上部分が崩壊しただけで、幸いにも地下施設はほとんど無傷だったのだ。


ゼロ隊員「おい!一体どういう事だよ!」
ゼロ隊員が勢いよくヨシダ隊員の襟に掴みかかった。

ヨシダ隊員「・・・分からない」

ゼロ隊員「分からないだと!?」

ダーヌ隊員「落ち着いてくださいゼロ隊員、イブ隊長は意識を失っているだけです!」

ゼロ隊員は恋人が傷ついた事に苛立っていたが、ヨシダ隊員が本気で言っている事を理解すると手を離した。


カンタ隊員「まず・・・今の状況を整理しようか?」

イグ隊員「イブ隊長はビオナイクラーだった。ヨシダ隊員はバイオニクルだった・・・
     正確には、両方とも体内のカプセルに入っていただけで人間のままだったが」

シグレ隊員「双方のバイオニクルとも泡に還りましたが、中に入っていた二人の命は無事みたいですね」

マトア隊員「わからないのは、何故二人が中に入っていたか、って事ですね・・・」


隊員たちの間を静寂が流れる。
そしてそれは予想外な発言に破られる事となった。



ゼロ隊員「…実は俺、ビオナイクラーなんです」



一同「!?」


ゼロ隊員「振動怪獣ピロカンスを倒したのは、俺なんです」

再び皆が驚愕すると思われたが、そんなことはなかった。



カンタ隊員「実は俺もビオナイクラーだったんだ。暴走したニックージェと戦ったのは俺だったんだよ」

イグ隊員「実は俺もビオナイクラーだ。俺は変形怪獣ゴランドンと戦った。トガメロンV3から脱出できたのは、変身したからなんだ」

ダーヌ隊員「私もビオナイクラーだったの。豪雨怪獣シグソロロと戦ったのは私だわ、変身したからダムの崩壊から助かったの」

シグレ隊員「私もビオナイクラーとして戦った。あの時海生怪獣イグラと戦ったのは私だ」

マトア隊員「僕もビオナイクラーです。ニトロン星人と戦いました」

ヨシダ隊員「・・・俺もビオナイクラーだ。ゼローズとイブ隊員を救ったのは、俺だ」

ニトロ隊員「俺もビオナイクラーwwwNEST創設前に現れたビオナイクラーは俺だったんだよwwww」


全員、衝撃発言をしたはずだったが、それぞれが薄々気づいていたのか納得した表情をしていた。



ゼロ隊員「・・・皆、たまに居ない時があったと思ったらそういう事だったのか!
     俺が変身してない時もビオナイクラーが戦ってるからどうもおかしいと思ってたんだ」


イグ隊員「ということは皆、ビオナイクラーの意思と接触したという事だな?」

隊員達はうなずいた。



”私の名はビオナイクラー。マタヌイ星からある使命を帯びてやって来た。
 
 私の使命は、宇宙を飲み込む悪意の塊・大魔王を倒す事。

 大魔王はこの地球に何らかの形で潜伏している。そして内部から地球を蝕んでいくはずだ。
 
 だが私は、巨大すぎて地球では活動できない。そこで地球の住人の君にも協力して欲しい。

 私と体の一部を共有すれば、人間である君は私と同化し強大な力を得る事が出来る。

 大魔王の化身と戦うことも出来るはずだ。
 
 これが私の体の一部、バイオカプセルだ。これを持って念じれば、君は白い巨人に変身する事が出来る”



これが以前、隊員たちの聞いたビオナイクラー自身の言葉であった。



カンタ隊員「実は俺、この接触があったからN.E.S.T.に入ったんだ」

マトア隊員「そうして皆ここへ集まってきたんですね」

イグ隊員「これで、みな言うべき事は言ったな」


全員が隠し事を話し、ついにビオナイクラーの正体が明らかになった。


ダーヌ隊員「・・・次はバイオニクルの事ですね・・・。ヨシダ隊員自身に、何か心当たりは・・・?」


ヨシダ隊員「分からない・・・ただ、突然起こった。記憶が飛んでいる。おそらくそれは、俺が行方不明だった時間のはずだ」

ゼロ隊員「実を言うと、俺も空白の時間があった。
     突然変な場所で目が覚めて、違和感があるはずなのに何故か気にできない・・・皆は?」

「俺もだ」

「私も」

「そういえば、いつも誰か欠けてたよね」

そんな声がそれぞれ聞こえた。

ヨシダ隊員が行方不明になっていた=怪獣となっていた、
皆同じように記憶に違和感がある、
そして隊員それぞれ一人ずつに謎の不在の時間があった。

これらの事から隊員たちが出した結論は、

ヨシダ隊員だけでなく、「全隊員がバイオニクルになっていた」というものだった。

つまりそれは、

ニトロン星人    = ニトロ隊員
海生怪獣イグラ   = イグ隊員
豪雨怪獣シグソロロ = シグレ隊員
変形怪獣ゴランドン = ダーヌ隊員
生命怪獣マトラス  = マトア隊員
振動怪獣ピロカンス = カンタ隊員
変身怪獣ゼローズ  = ゼロ隊員
最強怪獣ミグダス  = ヨシダ隊員

である事を意味していた。


ヨシダ隊員「なん・・・だと・・・」

ダーヌ隊員「ニトロ隊員がいつの間にかパソコンを手に入れていたのは、そういう事だったんですね」

ゼロ隊員「あの時イグ隊員が肩を押さえていたのは、イグラに刺されたんじゃなくて、自身がイグラでビオナイクラーと戦って傷を負っていたってワケか」

ヨシダ隊員「それで行くとシグレ隊員の首が赤くなってたのは、うどんに絞められたんじゃなくて、シグソロロ自身の巨大な頭で首を痛めていたと言う事か・・・」

イグ隊員「あの危機の時ダーヌ隊員が居なくなっていたのはゴランドンに変身していたからなのか・・・」

シグレ隊員「私も皆も、怪獣から排出されるカプセルから脱出したのに、何故か違和感を感じられなかったんですね」

ニトロ隊員「変身していた間の記憶があやふやになってたwwwとぼけて誤魔化すしかなかったwww」


マトア隊員「これで、僕達はビオナイクラーであると同時に、怪獣でもあったという事が分かりましたね」

カンタ隊員「N.E.S.T.開設のきっかけになった最初のバイオニクルが黒幕の大魔王であると仮定すれば、辻褄は合うな・・・」



ゼロ隊員「わかんないのはさ、何で俺たちがバイオニクルになってたワケ?」


ヨシダ隊員「巨人も怪獣もメンバーなら、原因もメンバーだと考えて良いだろう・・・

これまでで、ビオナイクラーにもバイオニクルにもなっていない者がいる」


イグ隊員「その者は、ビオナイクラーの名をすでに知っており、いつも怪獣に名前をつけて一番最初に呼んでいた張本人」


シグレ隊員「そして、私たちは怪獣になる直前、その者と接触している」


カンタ隊員「つまり・・・」



ゼロ隊員「・・・コゼニ研究員・・・・・・!?」


隊員達は周りを見回した。
コゼニ研究員の姿は無い。


ヨシダ隊員「彼は、今もこの地下施設の中に隠れているはずだ」

イグ隊員「怪獣はカプセルを排出して消えていった。
     つまり変身方法はビオナイクラーと同じ、バイオカプセルによるものと言って良いだろう」

マトア隊員「研究員は極秘裏に怪獣化用バイオカプセルを人工的に作っていたと?」

イグ隊員「そういう事になるな。そして今も・・・」


ニトロ隊員「それを俺は飛行機の中で食らって、」
イグ隊員「俺も移動中に変身させられて、」
シグレ隊員「私はダムの崩壊直前に変身させられて、」
ダーヌ隊員「私は呼び出されて変身させられて、」
マトア隊員「僕は電話だと騙されて変身させられて、」
カンタ隊員「俺は貰った菓子が怪獣バイオカプセルにすりかえられてて、」
ゼロ隊員「俺も呼ばれた時に変身させられて、」
ヨシダ隊員「俺は一人で居る時に変身させられ行方不明になっていたわけだな・・・。」


マトア隊員「・・・まだ怪獣になっていないのは、イブ隊長だけですよね?・・・」

ゼロ隊員「イブ隊長が危ない!!」



コゼニ研究員「おおっと、一歩遅かったっすね」

声に皆が振り向くと、コゼニ研究員がイブ隊長のベッドの隣でカプセルを持って立っていた。


ゼロ隊員「お前・・・いつの間に!?」


コゼニ研究員「君達の推測は全部聞かせてもらったっす。全部大当たりっす。さすがはビオナイクラーが認めた人間っす」

ヨシダ隊員「そうか、当たっていたか・・・もう逃がさんぞ?」


コゼニ研究員「・・・おっと、もっと考えてくれれば分かる事があったっすねぇ。
       今話しているのはコゼニの意思ではないっす。・・・我等三体の大魔王のものだ」


カンタ隊員「三体の・・・大魔王・・・だと?」


コゼニ「そうだ。我は地球に降りた際、三体に分裂し、三匹の人間に取り憑いた。
    だが我等への追跡者であるビオナイクラーを補佐する人間の存在を知った。
    そこでその組織の人間の一人・怪生物研究者のコゼニに憑き、
    支配して”しもべ”である怪獣を作らせた。
    しもべの開発は簡単だった。
    なにせ貴様等が集めてくれたビオナイクラーのデータを元に、
    バイオカプセルの模倣品・怪獣カプセルを作り、強化発展させるだけだったからな」

シグレ隊員「ならば何故、基地の全員を怪獣にして壊滅させなかったのだ?」

コゼニ「いままでのしもべは、我等の完全体への媒体となる怪獣・パーフェクトモンスターを完成させる為の実験でしかない。
    貴様等もビオナイクラーも、しょせん実験材料でしかなかったのだ」

ゼロ隊員「完成なんかさせないぜ!」

コゼニ「我を単なる滑稽な悪役だと思っていないか?
    我等の完全体の為の三つのパーフェクト・カプセルは既に完成している」

イグ隊員「!?・・・今すぐ三つのカプセルを確保するんだ!」

コゼニ「さっきも言っただろう?甘く見てもらっては困る。
    10分前にパーフェクト・カプセルは我等の取り憑くべき三匹の人間の元に渡っている」

ヨシダ隊員「なん・・・だと・・・」

マトア隊員「ならばその三人の人間を見つければ・・・」


コゼニ「もう遅い!」


コゼニ研究員、いやそれに乗り移った三体の大魔王は、コゼニが手に持っていた黄金のカプセルを自らの体に刺した。

コゼニの体から眩い光が放たれる。


カンタ隊員「ここももう危険だ!」
隊員達はイブ隊員を運び、地上へと逃げ出す。

その後地下施設が吹き飛び、中からバイオニクルが姿を現した。
コゼニが変身した姿、守銭怪獣ゼニゴンである。

ゼニゴン「zzzzzz!」

ゼニゴンは口から十円玉を吐き散らした。



ゼロ隊員「俺たちもビオナイクラーに変身するぞ!」

カンタ隊員「ビオナイクラーは先日の戦いで死んだだろ?」

ヨシダ隊員「確かにイブ隊長が共有していたビオナイクラーは死んだ。
      だがそのビオナイクラーは本体の一部から出来た複製のようなものでしかない。
      俺達のカプセルにもそれぞれビオナイクラーの複製が入っているはずだ」

イグ隊員「よし、変身だ!」


ゼニゴンの前に、8人のビオナイクラーが姿を現した。

それぞれ武装が若干異なってはいたが、白くマッシブな体系は全員同じだった。


「zzzzzzzzzz!!!」

ゼニゴンが口から大判小判を吐き散らす。
ビオナイクラー達はそれを片手で跳ね除けた。

Bゼロ「そんなもんは効かねぇ」

Bヨシダ「大して強くないようだな・・・オトリか?」

Bイグ「なら、早い所倒した方が良いな」

8人のビオナイクラーがリターン光線を放つ。

「zzz」

ゼニゴンは一円玉の雨を降らして光線を弾き返した。

Bシグレ「厄介だな・・・」

ビオナイクラー達が転がってリターン光線を回避し、ゼニゴンの後ろに回る。

「zzzz!!」
ゼニゴンが巨大な石のお金を連続噴射した。

ビオナイクラー・マトアがそれを殴り飛ばす。
その間にビオナイクラー・ニトロがゼニゴンの口を塞ぐ。

「zz!?」

ビオナイクラー・カンタが指を銃のように構え、ゼニゴンにリターン光線を放った。

泡へと還るゼニゴン。
カプセルが地面に落ちて、中からコゼニ研究員が姿を現した。


8人のビオナイクラーも変身を解き、研究員の元へと駆け寄った。


コゼニ研究員「いてて・・・」

ゼロ隊員「・・・お前、大魔王か?」


コゼニ研究員「ハッ!マズいっす!急ぐっす!
       大魔王は元の三人の体に戻っていったようっす!」

イグ隊員「本当にとっつぁんなんだろうな?」

コゼニ研究員「ええ、今までずっと意識は有ったんですが、大魔王に全行動を支配されてて・・・自分で行動する事は出来なかったっす」

ヨシダ隊員「まあとりあえず生きてて何よりだ・・・」

コゼニ研究員「でもずっとやられっぱなしじゃぁないっすよ。今までの研究開発で分かった事があるっす。
       次に現れる完全体のボディにはリターン光線は通じませんが、
       人体収納カプセル本体にリターン光線を浴びせさえすれば簡単に機能停止まで追い込めるっす。
       更に、完全体の技術を元に思いついたんすが、
       皆のカプセルを単体で起動できる媒体要らずのカプセルに簡単に改修できそうっす」

マトア隊員「つまりビオナイクラーに変身せずとも、カプセルだけで呼び出せるようになるって事ですね?」




???「ほう!そうか。我等が完全体を開発している間にその技術を思いついていたとは・・・
さすが研究員と言ったところか?貴様の意見も聞くべきだったかな・・・
    だがどちらにせよ、今からでは遅い。それを改修する暇など・・・無いのだからな!」

ゼロ隊員「!?・・・誰だ!!」


隊員たちの後ろには、三人の男が立っていた・・・。





つづk・・・・次回、最終回!

wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
■  [PR]

by kozenicle | 2010-04-03 18:16 | ネスト関連 | Trackback | Comments(4)

ここは「N.E.S.T.」。
突然現れた怪獣「バイオニクル」と戦う防衛組織の本部基地だ。

イブ隊長「ヨシダ隊員・・・」

ヨシダ隊員「何です隊長?」

イブ隊長「人間は死んだ後、どうなるんでしょうか」

ヨシダ隊員「他の生き物同様、肉体は土に還るだろう」

イブ隊長「では、精神は?」

ヨシダ隊員「三途の川を渡り、天国か地獄に行く事になる・・・というのは無難すぎる答えか」

イブ隊長「私は、一度死んだ精神は永遠の暗闇の中に閉じ込められると思うのです」

ヨシダ隊員「随分ネガティブな発想だな?」

イブ隊長「もしも死後の世界が夢のような理想郷だったら、皆よろこんで死ぬと思います。
だから本当の死後の世界は、永遠に、孤独に暗闇を見ているだけのものだと思うんです」

ヨシダ隊員「何かあったのか?」

イブ隊長「いいえ、私はずっと前からそう思ってました」


この会話から数日後である。
突然、ヨシダ隊員が行方不明になった。

隊員達は総力を尽くしてヨシダ隊員を捜索したが、何処にも見つからなかった。
ヨシダ隊員の無線に通信を図る。なんと繋がった。
しかしそこから聞こえてきたのは、不気味な電子音と

「・・・ミッ・・・グーン・・・」

という途切れた謎の音声だけであった。



更にその数日後・・・

N.E.S.T.基地のレーダーに不気味な影が映った。
基地の真上、大気圏外から巨大な物体が迫っていた。

ゼロ隊員「いっ隕石か!?」

カンタ隊員「あれが落ちたらこの基地は・・・いやこの国はクレータになって壊滅してしまうぞ!」

ニトロ隊員「表面温度2兆度wwwwwwww」

マトア隊員「遂に、地球は終わるんですね・・・」

イブ隊長「なんて事でしょう・・・ヨシダ隊員も見つかっていないというのに」


謎の巨大物体は高速で基地へと落ちてくるだろうと思われた。

だが基地との距離1000M辺りから急に減速して、まるで正確に基地の中心を狙うかのようにゆっくりと飛来してきた。


イグ隊員「あれは、隕石じゃない・・・!?」

ダーヌ隊員「まさか・・・」

シグレ隊員「バイオニクル・・・!」


突起に囲まれた卵型の巨大物体は遂にN.E.S.T.基地に墜落した。
それは基地より一回り小さかったが、中心部から基地を倒壊させるのには十分な大きさだった。

突然、巨大物体が光を放ち、縦に八つに割れる。
卵型の物体はまるで花のようにゆっくりと開いた。
激しい煙が辺りを包む。

煙が晴れ、卵があった場所には、顔の前で手を合わせるバイオニクルの姿があった。
全く微動だにせず、静止している。

その漆黒の体は黒光りし、顔の黄緑色の発光器が不気味に光る。
頭の銀灰の鎌のような角が展開し、かつて基地のあった場所には不気味な電子音が鳴り響いていた。
そしてゆっくりと腕を動かし、腰の横へ下ろした。


史上最強のバイオニクル・最強怪獣ミグダスの降臨。




ゼロ隊員「・・・ふうっ!」
隊員達は隕石の落ちる前に緊急脱出機で基地を出ていた。

しかし基地崩壊の激しい爆風に飲み込まれて脱出機も瓦礫の下敷きとなっていた。
何とか脱出機から脱出した隊員たちが見たものは、最悪の光景であった。

瓦礫の山となった自分達の基地と、そこに聳え立つ黒い悪魔。

兵器格納庫もばらばらになって、NESTの売りであった超最新兵器類も全て破壊されていた。

そしてもう一つ、驚愕の事実があった。

ゼロ隊員「・・・居ない!」

カンタ隊員「ヨシダ隊員なら、数日前から居ないだろ?」

ゼロ隊員「違う!イブ隊長だ!イブちゃんが居ないんだよ!」

基地に居る人間全てを乗せたはずの脱出機の中に、隊長の姿は無かった。


最強怪獣ミグダスはそこから一歩も動かず、脱出機の方を向く。

そして両手を前に突き出し、脱出機に向けた。


その時、白く眩い光が基地周辺を包んだ。

脱出機の前には、白い巨人・ビオナイクラーが膝立ちになって現れていた。


ビオナイクラーは急ぐようにミグダスの両手を掴む。
ミグダスは腕だけを動かしそれを弾き飛ばした。

ビオナイクラーはミグダスに向けて拳を振るう。
ミグダスは片腕でそれを受け止めた。

ビオナイクラーはすかさずローキックを繰り出す。
ミグダスは下に向かって手を翳し防いだ。

続けてビオナイクラーはハイキックを放った。
ミグダスは両腕をあわせてそれをガードすると、そのまま両手でビオナイクラーの体を突き飛ばした。

ビオナイクラーは自分の身長ほど吹っ飛ばされ倒れる。
ミグダスは体の前で腕を組んだ。

ビオナイクラーが起き上がって、カッター光刃を放った。
するとミグダスが消え、ビオナイクラーの死角に現れる。
ビオナイクラーが振り向くと、今度は後ろに回っていた。

正真正銘のテレポート移動である。

ミグダスは片腕だけを振ってビオナイクラーの後頭部を殴る。
よろけるビオナイクラーの背中をもう一方の腕で突いた。

前のめりになり倒れるビオナイクラー。
ミグダスは追い討ちをかけず、テレポートをして間合いを取った。

もう一度カッター光刃を放つビオナイクラー。
ミグダスはそれを片手で弾き飛ばした。

すかさずビオナイクラーがリターン光線を発射する。
ミグダスはバリアーを張り完全に防いだ。

驚くビオナイクラーを尻目に、ミグダスは発光器の上部からクラッシュ光弾を連続して放出する。
ビオナイクラーもバリアーを張ったが、光弾はバリアーを突き抜けてビオナイクラーに直撃した。

よろめく白い巨人と、全く動じない黒い悪魔。

ビオナイクラーはすぐに指先から水を噴射した。それは強力な水流カッターへと変化した。
そのまま居合いの刀のように構え、ミグダスに向かって切りかかる。

ミグダスはそれを腕だけで止めた。水流カッターを受けても全く動じない。

ビオナイクラーはもう一度拳で殴りかかった。ミグダスも同時に拳を放って、ビオナイクラーの拳を潰した。
急いでビオナイクラーが膝蹴りを放つ。ミグダスも同時に膝を上げて止めた。ミグダスが足を動かしたのはこの時が初めてである。

衝撃で隙が出来たビオナイクラーの首を、ミグダスが片手で掴んで持ち上げた。
そのまま格納庫の方へ放り投げる。

力なく倒れるビオナイクラー。
ミグダスは移動せずゆっくり振り向くだけだ。


立ち上がったビオナイクラーが腕を×字型に構える。
そして今までで最も強力なニクリウム光線を放った。


ミグダスは全く動かずニクリウム光線を受ける。
それどころか胸の吸収器官で高濃度のニクリウムを吸収した。

ミグダスが両腕を前に伸ばす。そして手首をクロスさせた。
手から発せられる波状光線・アルティメットビームはビオナイクラーの胸に命中した。

ビオナイクラーは苦しそうにもがいた後、静かに地に膝をついた。


その様子を見たミグダスが、ゆっくりと歩みだす。
そして動きが停まったビオナイクラーの前で静止した。

ミグダスはビオナイクラーの胸にある点滅した宝石の近くを手で突き、穴を開けた。

ビオナイクラーに空いた穴からは、体の中でせわしなく動く歯車と、人サイズのカプセルを見ることが出来た。
それは即ち、ビオナイクラーもまたバイオニクルであるという証拠だった。

そしてミグダスはビオナイクラーの宝石を掴む。
ビオナイクラーは既に抵抗できなかった。


ミグダスが、ビオナイクラーの心臓ともいえる宝石を、握って粉砕した。
ビオナイクラーの目の光が消える。


ビオナイクラーの体は泡状に溶け、地を流れた。

そして残ったカプセル。
ひびが入り、砕けて煙が噴出す。

中に入っていたのは、イブ隊長だった・・・。

意識は無く、ただ瓦礫の上に倒れるだけだった。


一同「隊長!!?」



その時だった。

突然ミグダスが苦しみ、もがいた後に泡状に分解した。

泡になったミグダスから落ちるカプセル。


そのカプセルにもひびが入ったかと思うと、

突然蓋が吹き飛び、

中からヨシダ隊員が倒れ出てきた。



自力で起き上がり、ヨシダ隊員は倒れたイブ隊長の姿を見た。


ヨシダ隊員「・・・イブ隊長!?」



隊員たちは突然の出来事に呆然としていた。

イブ隊長がビオナイクラー!?

ヨシダ隊員がバイオニクル!?


全員、驚かずには居られなかった。


・・・ただ一人を除いては。




・・・づ・・・づ・・・く?
あと二話で終わり!!

wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

■  [PR]

by kozenicle | 2010-03-31 23:47 | ネスト関連 | Trackback | Comments(2)

ここは「N.E.S.T.」。
突然現れた怪獣「バイオニクル」と戦う防衛組織の本部基地だ。

ゼロ隊員「へいイブちゃん、今日もいつも通り可愛いねぇ」

イブ隊長「そんな///」

ゼロ隊員「あんまり可愛いから疲れが吹っ飛ぶよぅ」

イブ隊長「むむむ・・・///」

ゼロ隊員「ところでウブ・・・じゃなくてイブちゃん、俺たちって付き合ってるのかな?」

イブ隊長「え///」

ゼロ隊員「いやさ、いつもそうやって照れてばっかりだから、実際俺の事どう思ってるのかなって」

イブ隊長「それは、ゼロ隊員には尊敬できる所もあるし、カッコいいとは思ってますけど・・・///」

ゼロ隊員「それでそれでぇ」


イブ隊長「・・・でも、付き合ってはいません」

ゼロ隊員「え?」

イブ隊長「だって、だって浮気しているんでしょう?」

ゼロ隊員「おいおい俺がイブちゃん以外の誰を愛するってのさ?
この基地の女性隊員だってあとダーヌ隊員しか居ないんだぜ?俺がダーヌ隊員と会う機会はそんなに無いでしょうよ」

イブ隊長「ダーヌさんじゃありません・・・ヨシダ隊員とカンタ隊員といつも話していたじゃないですか。あなたが好きな女の子の事」

ゼロ隊員「え!?」

イブ隊長「髪がピンクでヤンデレで喧嘩が強くて可愛い女の子が好きって照れながら言ってたじゃない!」

ゼロ隊員「いや、それは・・・!」

イブ隊長「やっぱりそうなのね!もうゼロさんの事なんか知らない!」
隊長は怒って去っていった。

ゼロ隊員「そ、そんなぁ・・・」



ゼロ隊員がガッカリして司令室に戻る。
イブ隊長がヨシダ隊員と何やら楽しそうに話しているのが見えた。

ゼロ隊員「・・・なんでいなんでい、こう見るとイブ隊長も大概じゃあないか」

コゼニ研究員「すれ違い、すれ違い。すれ違ったらスレ違い。そしてまたまたすれ違い」

ゼロ隊員「・・・おい何だとっつぁん、どういうつもりで言ってんだ?」

コゼニ研究員「何でもないっすよ。ところでちょっと来てくれません?」

ゼロ隊員「は、はぁ」



その直後である。

突然基地のレーダーに巨大生物反応が出た。それも基地の敷地内だ。

マトア隊員「隊長、緊急事態です!」

イブ隊長「こんな近くにバイオニクルが!?」

突如現れたバイオニクル・変身怪獣ゼローズは既に基地へと迫ってきていた。
それは狐に似た頭部と尻尾を持ち、手足に鋭い爪を持っていた。
動物とは思えない縦に並ぶ三段のゴーグル状の目が連続して光った。


カンタ隊員「相手の特性が分からない、ひとまずは威嚇射撃を」

イブ隊長「ヨシダ隊員!私と一緒に威嚇装備の用意を!」

ヨシダ隊員「そういうのはゼロ隊員の仕事じゃ?」

イブ隊長「今日は違うんです!急ぎましょう!」


そして二人はバズーカを担いで外に出る。
ゼローズが二人を見下ろした。
二人はバズーカを発射するが、着弾する寸前にゼローズが一瞬姿を消し、その背中を通り抜けてバズーカ弾が爆発した。

ゼローズの目がゆがんだかと思うと、突然ゼローズの尻尾がうなりを上げ、二人の目の前にたたきつけられた。
直撃はしなかったが衝撃で二人は吹き飛ばされて離れ離れになってしまった。

ゼローズはヨシダ隊員に目もくれず、倒れたイブ隊長に向かって接近する。


その時フラッシュが起こり、ゼローズの背後にビオナイクラーが現れた。

ビオナイクラーはゼローズの首にチョップを食らわせる。
ゼローズは一瞬よろめいたが、素早い身のこなしで後退した。
すかさずビオナイクラーがカッター光刃を投げつける。

すると突然ゼローズが消えた。
驚くビオナイクラー。
しかしその直後、視界の端にあった建物がゼローズの形に変貌し、襲い掛かった。

カンタ隊員「どうやらビオナイクラーは狐に化かされているらしい」

イグ隊員「変身能力の類でしょうかね」


ビオナイクラーは再び手刀を放つ。
するとまた消えた。すぐに後ろから飛び掛ってくる。
今度は基地の外壁に変身していたのだ。

ビオナイクラーはゼローズを背負い投げして、地面にたたきつけた。
またゼローズが消える。突然ビオナイクラーの足が掴まれ、ひっくり返された。
今度は地面だ。

ニトロ隊員「変身した時のレーダー反応が無いwwwwww」

シグレ隊員「どうやら細胞そのものを変質させられるようで」

ダーヌ隊員「鉄にも紙にもなれるって事ですね」


ビオナイクラーが立ち上がるとまた消えていた。
急いで辺りを見渡す。・・・あんなに大きな車が有るはずが無い!

ビオナイクラーはすかさずカッター光刃を投げる。

巨大な車はゼローズの形に戻り、ゼローズは泡状に還った。

ニトロ隊員「あっさりすぐるwwww」


そして勝利を確認したビオナイクラーは、空高く飛んでいった。


隊員全員が安堵の息を漏らし、イブ隊長もゆっくり起き上がる。


その時だった。
泡の塊は再びゼローズの形に戻って、ゼローズがイブ隊長の前に姿を現す。

今度は泡に化けていたのだ。

シグレ隊員「化かされた!」

カンタ隊員「こ、この程度のトリックに騙されただと・・・!?」


ビオナイクラーが帰ってしまった今、ゼローズの破壊活動が始まると思われた。

だが何故かゼローズはイブ隊長に向かって手を伸ばした。
イブ隊長は逃げようとしたが、すぐに捕まって持ち上げられてしまった。

ゼローズは素早く大きな跳躍をすると、山の方面へと逃げていった。


マトア隊員「イブ隊長が連れ去られた!?」

ダーヌ隊員「バイオニクルが人間を誘拐?一体何故?」

すると司令室にヨシダ隊員が戻ってくる。土煙で服が茶色がかっていた。

ヨシダ隊員「今すぐ追跡するぞ」



その頃、ゼローズはイブ隊長を掴んだまま山の上を疾走していた。

山を越え谷を越えた後、崖のような所でゼローズが止まった。
そして崖の先にイブ隊長を降ろしたかと思うと、振り返って森の中を覗きだした。

イブ隊長はすぐにでも逃げようと思ったが、前には怪獣、後ろは切り立った崖という状況の中で動けずにいた。

ゼローズが向き直り、イブ隊長に手を伸ばす。
手には、背の高い花で作られた大きな花束が置かれていた。

貰わなければ落とされる気がして、イブ隊長は花束を抱える。

ゼローズは手を引っ込めると、安心したようにしてそこに座った。
イブ隊長は逃げ道を塞がれますます逃げられなくなったので、真似して座ってやった。

ゼローズはさらに満足したようにし、寝転がりだした。
イブ隊長にはその仕草がユーモラスに見えて、とりあえず真似して寝転んでやった。

そしてそのまま夜になる。

イブ隊長(私は一体いつまでこうしていなければならないのかしら・・・
このバイオニクルからは殺気も感じないし、むしろ可愛くすら思えてくるんだけど、実際私をどうする気なのだろう?
あぁ、早く救助が来ないかしら・・・)

イブ隊長の耳にはゼローズの大きな寝息が聞こえ始めていた。
そしていつしかイブ隊長も眠りに落ちていた。


深夜。

突然の衝撃でイブ隊長は目を覚ます。
ゼローズはイブ隊長をかなりの勢いで掴むと、これまでよりずっと速く走り出した。

N.E.S.T.の戦闘機が追跡に来たのだ。
ゼローズは稲妻のごとく山の上を跳び続けて逃げた。

ボンコーイV1が威嚇射撃をすると、ゼローズは背中で銃弾を受けた。
イブ隊長を懐に隠している様子はまるで守っているようにも見えた。

途中でゼローズが夜の闇の中に消える。
ボンコーイが諦めて去ると、ゼローズは元の形に戻って月を見上げた。

それから何処かへと進み続けるゼローズ。
イブ隊長は不安であったが内心ではワクワクもしていた。


ゼローズが郊外の海岸の砂浜に飛び降りる。
月明かりに照らされた海の前で、イブ隊長は降ろされた。

何だか久しぶりに広い所に出た気がした。
ここならば逃げ出しても捕まらずに済むかもしれない。

しかしイブ隊長はそれをしなかった。
目の前のバイオニクルが、何故か愛しく思えて、少しだけそばにいてやりたい気分になったからだ。

依然としてゼローズは危害を加えようとはしなかった。
ゼローズは尻尾で隊長を包むようにする。

イブ隊長「・・・意外と、軟らかいのね」

丸まったゼローズが巨大な葉っぱの固まりに姿を変える。
イブ隊長「・・・寝心地なんて気にしなくていいのよ?」

ゼローズは体を鳥の巣のようにする。隊長は首を振った。
更に体を綿状に変形させた。隊長が笑って首を振る。
次には人間の使う布団のようになった。隊長は上で転がって見せたが、途中で首を振ってあげた。
理解したゼローズが変身を解き、最初の姿に戻る。

ゼローズがまるで狐のように丸まって眠りはじめ、隊長はそれに包まれるようにして眠った。



早朝。
イブ隊長は大砲の音で目を覚ました。
とっさに隊長を掴み飛び上がるゼローズ。

一人と一匹の周りには十数台の戦車が駆けつけており、N.E.S.T.のビークルも救出の準備をしていた。

追い詰められたゼローズは、N.E.S.T.の飛行ビークルに変身すると、最大速度で飛行した。
隊員たちと戦車隊はひたすらそれを追い続ける。

大砲による攻撃がゼローズに当たった。変身が解け、ゼローズは再び走り出す。
ボンコーイV1に追いつかれそうになると、今度は巨大な車に変身して逃げ回った。

いつしか都市中心部に向かい始めていた。
気づいたNEST隊員達はゼローズをそこから離れさせる方法を考えはじめる。

しかし戦車隊は駆逐をやめなかった。誘導に時間をかけるより、危険分子の排除を短時間で行う事を優先しているからだ。
砲撃を避けきれなくなり、ゼローズの傷が目立ち始めた。

イブ隊長「どういうつもりなの!?早く私を放せば、アナタは助かるかもしれないのに!」

ゼローズは全力で街を駆け抜けた。

そして最も高い電波塔をよじ登り始める。

戦車はまだしばらく砲撃していたが、タワーの崩壊を恐れると攻撃を中止した。

ゼローズはイブ隊長を片手に持ったまま、タワーの頂上まで登りきった。


朝焼けに照らされたタワーの上で、勝利の咆哮を上げるゼローズ。


いつしか見物人も集まり始めていた。

ゼローズは機械的な目でイブ隊長を見つめる。
隊長は自分のタワーからの転落よりも、この怪獣がこれからどうなってしまうかが心配であった。

イブ隊長「離して・・・くれないの?」

ゼローズ「・・・・・・」

イブ隊長「もしかして・・・私たちって付き合ってるのかな?」

ゼローズ「・・・///」

イブ隊長「違うよね、だってアナタは私をさらっただけだもの。一方的過ぎる。」

ゼローズ「・・・・・・」

イブ隊長「・・・・・・だけどね」


その時ゼローズの背中で爆発が起きた。
戦車隊が射程の長い武装で攻撃してきたのだ。
ゼローズは落ちそうになったが、気合でタワーの中腹にしがみついた。

イブ隊長「待って下さい!私はまだ生きています!だからこれ以上この子を傷つけないであげて下さい!」

その叫びは誰にも聞こえる事はなかった。


戦車隊が次の砲撃を行った。
誰もが息を呑んだ時、空の彼方から猛スピードでビオナイクラーが現れ、戦車の弾を握りつぶした。

ビオナイクラーは戦車の攻撃を全て潰し、ゼローズを守ると、ゼローズの前で浮遊していた。
ゼローズは隊長をかばいながら足でタワーにしがみつき、片手でビオナイクラーを殴ろうと暴れたが、しばらくしてやめた。
ビオナイクラーは静かに指を構え、ゼローズに突きつけた。狐の怪獣はもう逃げたりしないという風に睨んだままだった。

イブ隊長「待って、この子をどうする気?」

隊長が心配そうに言うと、ゼローズは隊長に向かって振り返り、見つめた。

ビオナイクラーがリターン光線を放つ。

ゼローズは泡になり、イブ隊長は下へと落ちていく。



一貫の終わりだと思った時、何かがイブ隊長を抱きとめた。

驚いた隊長が見ると、そこにいたのはゼロ隊員だった。
タワー展望台の屋上で二人は再会する事となった。

イブ隊長「ゼロさん・・・どうしてここに?」

ゼロ隊員「わからない・・・ただ、君を助けたいと思っていたら、ここにいた」

イブ隊長「どうして・・・私、あんなコト言ってしまったのに」

ゼロ隊員「決まってるだろ、君を愛しているからさ」

イブ隊長「!!/////////」

ゼロ隊員「・・・俺が好きだって言ってた女の子、実はアニメのキャラの事だったんだよ」

イブ隊長「え!///」

ゼロ隊員「これで信じてくれるだろう?俺のイブちゃんへの思い」

イブ隊長「・・・・・・例えアニメのキャラクターとはいえ、本気で好きなのなら話は別です」

ゼロ隊員「・・・え?」

イブ隊長「どんな形であれ、ゼロさんがそっぽ向いてるのは嫌なんです!」

ゼロ隊員「・・・ようするに、"私だけを見て"ってコトだろ?」

イブ隊長「/////////////」

泡だらけのタワーの屋上でいちゃいちゃしている二人を見て、なぁにやってんだかと呆れたようにビオナイクラーは去って行った。

ゼロ隊員はイブ隊長を抱えたまま帰ろうと歩き出した。

隊長はタワーについた泡を見て、バイオニクルが泡にされたらどこへ辿りつくのかが気になった。
彼らが泡になることは死を意味するのか?それとも新たな生命ヘと変わって、再び会うことが出来るのだろうか。

いつものように突然現れたバイオニクル。
私をさらって旅に出たバイオニクル。
私を愛し守ってくれたバイオニクル。
泡となって私の元から去ったバイオニクル。
私の特別なバイオニクル。
私はアナタに恋をしていただろうか?




続・・・・・・く・・・//////

wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

■  [PR]

by kozenicle | 2010-03-31 01:50 | ネスト関連 | Trackback | Comments(1)

ここは「N.E.S.T.」。
突然現れた怪獣「バイオニクル」と戦う防衛組織の本部基地だ。


ゼロ隊員「カンタ隊員・・・いや、カンタ。組織を脱退するって本当か?」

カンタ隊員「あぁ。もう辞表は提出した」

二人は隊員仲間である以前に幼馴染であった。
組織入隊の時もカンタ隊員の誘いがきっかけであった。

ゼロ隊員「なんで今更になって?」

カンタ隊員「前々から言ってると思うが、俺は小説家になる。怪生物の相手しながらじゃ書けるものも書けなくなっちまうからな」

ゼロ隊員「見通しは付いてるのか?」

カンタ隊員「ああ。小説のコンテストでも評価されてる。ライトノベルばかり読んで調子に乗ってる奴等とはレベルが違うんだよ」

ゼロ隊員「プロになったみたいな言い草だな?」

カンタ隊員「じきにプロになるさ・・・そう遠くない内に」

ゼロ隊員「でもさ、見通しが付くのはプロになってからじゃ・・・」

カンタ隊員「何?(な人

ゼロ隊員「いや、なんでもない・・・が、頑張れよ。とにかく」

カンタ隊員「珍しく素直だな・・・まぁやれるだけやってみて結果は必ず残すつもりさ」


こうしてカンタ隊員はまだ見ぬ厳しい世界へと旅立っていったのであった。

しかし彼にとってはそれほど厳しくは感じられなかったかもしれない。
長い間書いていた小説を投稿した所、審査を通って小説家が直接会いたいとまで言ってきたのだ。

あるとき突然彼の自宅に小説家が訪れる。

小説家「やぁ。新作書いてるかい?」

カンタ「はい、それほど早くはありませんが」

小説家「へぇ。どこまで進んだかみせてよ」
勝手に書きかけのページを拾い上げてパラパラと見始める。

小説家「うん。まぁ個人的な意見としてはこの表現は端的過ぎて分かりづらいかな」
そう言って持参のペンを取り出し、印をつけ始める。おいそれは消せるインクなのか?

小説家「あとこれはこうの方が・・・」
直し方を見る限り文章の基本的な構成がまるで無視されている。
俺をダメにしに来たのかと思えるほどだ。
それに態度も馴れ馴れしくとても尊敬などできない相手だと感じた。本当に小説家なのかとさえ疑問に思えてくる。
反論したいところだがまぁとりあえずは黙っておいてやろう。

小説家「・・・うん。やっぱりこれじゃぁ若者達のハートを掴むのは難しいよ」
若者?そうかコイツは若者だけをピンポイントに狙うような小説家なのか。
一体コイツは何者なんだ?思えば全然聞いた事のないペンネームだ。誰だコイツは?

カンタ「失礼ですが、アナタの代表作は・・・?」

小説家「え?あ、知らない?アレですよ、クリオネメイドさんと氷点下レストラン」

ラノベですね、分かります。
て、そんなの題名すら聞いた事が無い。本当に何者なんだコイツは。全体的にアマチュア臭しかしない。いやそれ以下か。
コイツを受け入れるほど物書きの世界は変わってしまったのだろうか?


アマ小説家「ところで、音楽聴きながら文章書いたりしてます?」
そう言って机の上のイヤホンを手に取り、耳に当てた。まずい電源を切ってなかった。

アマ小説家「・・・うん。うん。なんだっけ、アイピローズだっけ。よく知らないんだけど確かアニソンも歌ってたよね。
でもどうせアニソン聴くならもっと有名所を聴くべきだと思うな。テンポが速けりゃ気分も上がるし情景も浮かぶよ」

コイツ俺の小説だけでなくアイピローズを馬鹿にしに来たのか?彼等は音楽を愛するロックバンドだ。
アニソン向けばかり作って媚を売っている連中とは違う。
それにコイツの言い分からしてコイツは歌詞を気にしないタイプの人間だ。小説家が言葉を気にしないなど・・・
きっとアニメ的な演出しか思い浮かばないんだ。コイツは。

アマ小説家「・・・これは僕の私見になるけど、君は向いていないと思うんだよね・・・聴く音楽のセンスも、チョイスも僕とは全く違う。
異端を目指すより大衆向けを貫いた方が自分の為になると成功した僕は思うんだよね」

は?誰がお前のような流行に流される事しか出来ない滑稽な一発屋を目指すものか。
周りと同じものを目指せだと?いつだって独創的なものが新しい時代を作ってきたはずだ。
パターンとパクリで塗り固められ儲ける為だけに書くお前には分かるまい。
それにお前が知らないだけでアイピローズは独創性から世間に支持されている。なのにどマイナー扱いしやがって。
そろそろ反論してやろうと思ったが、コイツと話す時間が無駄だと思ってやめた。

イライラしながら空返事を返すと、アマ小説家はほくそえんで軽い挨拶をすると家を出て行った。

アイツは何をしに来たんだ?
まさか早い段階で俺を潰しにでも来たのか?
俺は潰れない。
・・・しかし、何故アイツのような表裏丸出しのプロ気取りが小説家としてデカい顔をしていられるのか?
何かが間違っている。何かが・・・

更に腹立たしいのがアイツの言っていた言葉が、少し前にゼロと話した頃の俺を思い起こさせる事だった。
同じ?いや違う。違うはずだ。多分・・・。


苛立つカンタの視界に、別れ際にN.E.S.T.メンバーから渡されたお菓子の箱が映った。
むしゃくしゃして小さな菓子を三つ同時に食ってやった。




その後である。
謎の巨大物体が空から現れ、都市を覆って陰らせた。
それは一見円盤にも平たい岩盤にも見えたが、そのどちらでもなかった。

新たなるバイオニクル・振動怪獣ピロカンスである。
その大きさはこれまでのどのバイオニクルとも比べ物にならないほど大きかった。
岩のような体の端から無数の細長い腕を伸ばし、高層ビルに突き刺した。
それを繰り返してピロカンスは都市に固定されて居座る形になり、その様子はさながら巨大なドーム屋根のようだった。
そして体の中心部から地上側に向かって、頭が露出する。コウモリと甲殻類を足したような顔だ。

ピロカンス「アァァウイェェェェェェェェーーーー!」

鳴き声は胴体内部のスピーカーにより増幅され、強力な衝撃波として都市を襲う。
その振動によって地上ではマグニチュード7に匹敵する地震が起こっていた。

立ち並ぶビルが震える。いくつかは倒壊した。


その頃N.E.S.T.本部基地の隊員達は規格外のサイズのバイオニクルの情報を聞き翻弄されていた。

イブ隊長「これまでの個体とは全てが異なっています!総員十分に警戒を!」

ヨシダ隊員「警戒と言っても巨大で地震を起こせる事以外が何一つ分からないぞ」

シグレ隊員「データを観測しましたが、内部に大きな空洞がある事以外は謎のままです」

イグ隊員「一体アレにはどう対処すればいいんだ・・・!?」


ゼロ隊員「こんな時、カンタがいれば適切な作戦が立てられるんだけどな・・・」

ダーヌ隊員「でも彼は、もう脱退したのです・・・」

ゼロ隊員「そうだけど!このままじゃあの街が瓦礫になるだけだ」

マトア隊員「電話はどうでしょうか?」

ヨシダ隊員「ダメだ、通信機器類はあのバイオニクルの衝撃音波で使い物にならない」


ゼロ隊員「・・・よし、思いついたぞ!カンタを呼び寄せる方法が!」

イブ隊長「ゼロ隊員、一体何を?」

ゼロ隊員「まず、この辺にライブに来ていたはずのアイピローズに協力してもらう。もちろん予算はオーバーだ」

コゼニ研究員「そんなぁ・・・」

イブ隊長「それでどうするんです?」

ゼロ隊員「・・・まずは行動あるのみ!」

そしてゼロ隊員はボンコーイV1でライブ会場へと急いだ。
偶然にもライブ会場はパニックで観客が逃げており、アイピローズは舞台裏に避難していた。
ゼロ隊員はアイピローズに事情を説明する。彼らは必ず命を守ることを条件に承諾する。


ボンコーイV1はゼロ隊員とアイピローズを乗せて、ピロカンスに接近する。
足が刺さって固定されているビルの屋上に着陸すると、ゼロ隊員はボンコーイのタービンにコードを接続し、
さらに長いコードをピロカンスの足に突き刺した。

ゼロ隊員「今です!演奏してください!」

揺れるボンコーイの中で、アイピローズは「特別ライブ」を始めた。
彼等のデビュー曲はマイクからタービンを通りピロカンスの足に向かって伝わっていき、ピロカンスの体内のスピーカーで増幅された。
そして歌が都市全体に響いた。
ピロカンスの鳴き声より小さかったので地震は起きずに済んだ。

ゼロ隊員はこれでカンタ隊員が駆けつけるだろうと踏んでいた。

しかし効果は意外な形で現れる事となった。
ピロカンスは自らの鳴き声とは違う、高周波の増幅を受けた為に体内から弱り始めたのだ。

ここぞとばかりに空からビオナイクラーが現れる。
ビオナイクラーは屋上のボンコーイを安全な地に降ろすと、弱ったピロカンスの頭を下から両手で押し上げた。

ピロカンスの足がビルから抜け、ビオナイクラーと共にそのまま宙に浮いていく。
ビオナイクラーは空中でリターン光線を放つ。
ピロカンスはカプセルを吐き出すと、空中で巨大な泡の塊となって爆発した。

そしてビオナイクラーは急ぐようにそのまま空へと消えていった。


イブ隊長「まさか音使いを逆に音で倒すなんて、流石ゼロ隊員」
ヨシダ隊員「アイピローズに感謝状を贈らなければな」


ゼロ隊員はアイピローズに礼を言い会場に帰した。なんと彼らは駄賃は要らないと言って協力料金を取らなかった。
ホントに良いのかと申し訳なく思いつつ基地に帰還する。

シグレ隊員「大活躍ですね、ゼロ隊員!」

ニトロ隊員「新たな作戦参謀の誕生か?wwwwww」

ゼロ隊員「いや、これは偶z・・・何でもない、全て計算の内だったのさ」


すると司令室のドアが開き、私服のカンタが入ってきた。

ゼロ隊員「・・・カンタ・・・!」

カンタ「・・・聞こえたぜ、音量上げすぎのアイピローズの歌が」

ゼロ隊員「おいおい、敵倒す前に駆けつけてくれよな、こっちは作戦が立たなくて危なかったんだ」

カンタ「俺はもう組織の隊員じゃない」

ゼロ隊員「じゃあ、どうして来たんだ?」

カンタ「・・・もう少しだけ、怪獣討伐に付き合ってやろうと思ってね?」


イブ隊長「再入隊・・・ですね?きっとそう来ると思ってまだ辞めた事にはしてませんよ」

カンタ隊員「え?(な人



どうせ自分から参加した組織、自分で注文した料理だ。
やるなら最後まで平らげてやろうってね。

・・・小説界からアイツが見放される頃までは付き合ってやるさ。




つ・・・づ・・・く・・・・?


wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
■  [PR]

by kozenicle | 2010-03-30 00:39 | ネスト関連 | Trackback | Comments(2)